野球場で開催された命のメッセージ
5月14日、文化マーケティング企業WithCultureは、韓国自殺予防センターとKBOリーグの人気球団LGツインズと連携し、ソウル・蚕室(チャムシル)野球場で第3回「いのち守りデー」を開催しました。これは「命の大切さ」を訴える社会的キャンペーンで、家族や友人、隣人など、身近な人に気を配る姿勢を広げることを目的としています。
ファンも参加!多彩なイベントで啓発
試合前には屋外イベントゾーンが設けられ、多くのファンが参加しました。中でもLGツインズの選手たちによるメッセージ入りフォトゾーンや、自殺予防ホットライン「Call 109」を広めるキャンペーンが注目を集めました。500人を超える観客が抽選でサイン入りボールやチキン引換券を受け取り、大きな盛り上がりを見せました。
さらにLGツインズの選手たちは、キャップやヘルメットに「Mind Rescue 109」の特製パッチをつけて登場し、選手自らの意思でメッセージを発信しました。
芸人 キム・ギリが始球式でメッセージ
この日、始球式を務めたのは芸人のキム・ギリさん。彼は「ゲートキーパー」として、自殺リスクのある人への関心を高める役割を担っており、「LGツインズのファンとしてこの場に立てて光栄。残された人々の思いを考えるきっかけになることを願っています」と語りました。
若者主導の『カッチャンサポーターズ』始動
5月23日には、ソウル・麻浦区のH-STAGEで、第4期の「カッチャンサポーターズ」が結成されました。名前の由来は「一緒に生きよう」という意味で、大学生75人が18のチームに分かれ、SNSやオフラインで自殺予防と命の大切さを伝えていきます。
厚生福祉部や韓国自殺予防センターの関係者も参加し、学生たちの活動に全面的な支援を約束しました。
韓国社会への警鐘として
韓国はOECD諸国の中で最も高い自殺率(人口10万人あたり27.3人)という深刻な課題を抱えています。WithCultureのイ・ギョンソン代表は、「今年も厚生福祉部と連携し、オンラインとオフラインで多様な啓発活動を続けていきます」と強調しました。
写真提供:WithCulture